2025 MFJ全日本ロードレース 第6戦 [ SUPERBIKE RACE in OKAYAMA ] レポート

信州Re:N、全日本ロードレース岡山で苦闘の末にダブル16位完走!

【岡山国際サーキット】全日本ロードレース選手権シリーズ・岡山大会において、信州Re:N(シンシュウ・レン)は、JSB1000クラスの中島陽向選手、ST1000クラスの東村伊佐三選手が、それぞれ決勝で16位という結果でレースを終えました。
予選はウェットコンディションの中で好調を見せるも、初の岡山サーキットで、決勝のドライコンディションへの急変に対応が十分できず、今後の課題となりました。

■ 予選:ウェットで光るBMWのポテンシャル

レースウィークは連日ウェットコンディションに見舞われました。土曜日の予選も雨の中で行われ、チームはBMWのポテンシャルを引き出します。

  • JSB1000クラス:中島 陽向選手が12位
  • ST1000クラス:東村 伊佐三選手が6位

特に東村選手は2列目グリッドを獲得し、決勝に向けて期待が高まる結果となりました。この予選結果について、中島選手は「レインコンディションではBMWの長所を活かし、一時はTOP10圏内を走る事ができました」と手応えを感じていました。

■ 決勝:ドライコンディションで試練

しかし、決勝レース当日は朝までウェットだった路面が急激に乾き、ドライコンディションでのスタートとなりました。ウェットでのセットアップで走り込んできた両選手にとって、ぶっつけ本番に近い状況でのレースとなりました。

  • ST1000クラス:東村 伊佐三選手、16位完走グリッド2列目6番手からスタートした東村選手は、上位勢が全てホンダ勢という中でBMW勢トップを堅持。決勝はライバルとの激しい競り合いの末、16位でフィニッシュしました。「バリバリの若手選手達と競って大健闘」とチームも評価する内容となりました。
  • JSB1000クラス:中島 陽向選手、16位完走中島選手も厳しいドライコンディションの中で健闘し、東村選手と並ぶ16位でチェッカーを受けました。中島選手は「決勝はドライになり自分自身の実力不足を感じました」とコメントし、悔しさを見せました。

■ 悔しさと手応え、次戦へ向けて

両選手ともに惜しくもポイント獲得ラインの15位には届きませんでしたが、ウェットでの速さと、ドライでの課題を明確にしました。

信州Re:Nのピットには、大会中、多くの馴染みの関係者が訪れ、アドバイスや情報交換が行われました。中島選手は「ポイントを獲得する事が出来なかったのが悔しいですが今回も沢山の応援して頂き力になりました!ありがとうございました」と述べ、次戦での活躍を誓いました。